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約束を破った時の約束を
「待ってよー。」
笑いながら、あかねは追いかけてくる。
しかも、これがとても速い。
ちょっとペースが乱れただけで追いつかれてしまいそうだ。
「でもごめんね。」
走りながら、あかねは話す。
「針、急に千本も用意できなかったの。」
「いや、一本も飲めないって。」
「だから、まずは五十本でいいよね。
大丈夫、絶対に千本用意して、約束は果たすから。」
あかねがそこまで約束にこだわるとは思っていなかった。
「絶対に、許さないよ!!」
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