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あら?やだ!
「家蚊さん!私、どうしたのかしら?」
体が動かないわ!視界が回って…床!?
床に…他の家蚊さんたちが落ちてる…嗚呼、そうよね。私、床や壁を歩きながら、この光景を見ていたわ。みんな、こんなふうに落ちていたのね。
羽なんて、望まなければ良かったわ。飛べなくても この細く美しい脚で歩いてるほうが良かったのよ。
嗚呼…視界も霞むわ…。
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……眩しい!!
朝の陽射しは苦手なのに…私ったら、こんな朝日が入る床に寝るなんて!どうかしてるわ!……本当にどうしたのかしら。昨夜は 散歩をして…えーっと………まぁいいわ、もっと落ち着く場所に行きましょう。
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