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次に見に行ったのはバスケットボールだった。
そこでも見学だけのつもりが体験もできるということなので体験をしてみることになった。
体験の前に、バスケットボールのクラブチームの大人が「こんな技もできるようになりますよ。」ということでたくさんの技を見せてくれた。
留伊の体験の順番になるとここでも何も教えてないのに大人がやったのをそっくりそのまま行っていた。
ここでも、周りの人たちが怖がった目で見ていた。
さすがの母親も恐ろしく思ってしまった。
そのまま、留伊を引っ張って帰っていった。
帰りながら母親はなぜうちの子どもが恐ろしいのか、そんな行動ができたのは何故か考えていた。
母親は、家についてから父親に相談していた。
父親はそんな話を信じなかった。だから次は父親が母親の代わりにクラブチームの見学に連れて行くことになった。
でも、結果は同じであった。
母親と行ったサッカー、バスケットボール、父親と行ったゴルフ、野球。
これを見れば球技が、天才なのかとも思ったので、一類の希望を兼ねて体操やボクシングにも行った。
結果はすべて同じであった。
それからは留伊は居ないものとして扱われるようになった。遥斗にはバレないように。
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