見晴らしがいい物語

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見晴らしがいい物語

 風景を、文章で表現する場合、視覚的イメージと空気感を表現する。 「遠くが青くかすむ」 「地平線がゆがむ」 「吸い込まれそうな」  日常生活で、パノラマの風景をみることは少ない。  だから、心理的に強い刺激を、受けることになる。  心理描写は、個性がでるところなので、自分の感性とは違うアプローチが無数にあるはずである。  服装の描写をするために、ファッション誌の表現を参考にすると、服から風景が見えてくる表現もあった。 「桜並木」 「花吹雪」  などと、情景が浮かぶ言葉を入れ込むと、イメージが強化される。  見晴らしがいい物語には、広がる風景をイメージさせる要素がある。  シチュエーションと、登場人物の描写に、創造力を掻きたてる表現をすることによって、心に残るのである。
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