死の床に、エッセイの価値を、教わった。Ⅱ

PV数が生きがいだった。達成感しか残らなかった

　投稿を始めたときは、毎日何度もPVを確認してしまいました。
　ほとんど見てもらえないから、あせりがつのり、数字をだすことが目的になりました。
　たくさんＰＶ数を稼ぐ人から学び、真似しようとしました。
　でも、継続的に読んでもらえるようになるためには、辛抱が必要でした。
　反応が得られるコンテンツを作る。
　簡単なようで、難しい課題でした。
　試行錯誤するうち、読んでもらえる文章は、親しみやすい内容で、あいさつのように軽いものだという結論に達しました。
　数字は出始めましたが、ＰＶ数を目指す活動は、空しいものです。
　自分がやりたいことを、見失ってしまうかもしれません。
　たくさんの人とあいさつをしたい。
　こう思って、執筆しているわけではないからです。
　なぜこうなってしまったのでしょう。
　答えは明快です。
　やりたいことを、やってないからです。
　腰をすえて、覚悟を決めなければ、価値あるコンテンツを発信できないのです。
　不思議なことに、自分のスタンスが明確になってから、ＰＶ数も一桁増えました。