伝説がなければ プロじゃない

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伝説がなければ プロじゃない

「プロフェッショナルとは」  あなたは、どう答えますか。  人生観がいろいろあるように、無数の答えが想定できます。  私は 「伝説」  と答えます。  プロとアマの違いは、伝説にあります。  能力が突出していても、それを超える何かがなければ、プロではありません。  もちろん、仕事をして、お金を稼げばプロだ、というフェーズの話ではありません。  誇りを持ち、誰もが認めるプロは、誰にもまねできない伝説があります。  人間業とは思えない、とイメージが膨らんで、あることないこと語られるような存在がプロなのです。  いくら努力しても追いつけない。  同じようにやってみても、遠く及ばない。  そんな仕事ができたら、自他ともに認めるでしょう。  プロと呼べる人が減ったことは、高度情報化社会の弊害の一つです。  情報を開示し、共有することで、人間の距離感が近くなりました。  だから、厳かな気分になる、凄い人が少なくなったのです。  でも、世の中が伝説を求めていることも事実だといえます。
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