105人が本棚に入れています
本棚に追加
んで生徒会室って書かれた無駄にデカい部屋に連れて行かれて、投げられた。痛い…。自分はさっさとPCの前に行き起動させる。何か操作した後、数十秒固まってこっちを見る。いや、なんや。「おい。クラスが分かったから行くぞ。」と言われたので一人で行けると言うと、鼻で笑われた。💢生徒会長やってるだけ、バカじゃなかった。チッくそが。まあ教室の場所ぐらいは知っとくか。んで、また引きずりだした会長様。何、人の首根っこ掴むんデフォなん?んでまあ教室到着。教卓で爆睡しよった教師引っ叩いて帰っていった。…現在、クソホストに首根っこ引っ掴まれてます。なんなんだよ。「あんのくそが思いきり叩きやがって。」とか言ってないで下ろせよ。さすがホスト?身長だけはあるから178ある俺の体が浮いてらぁ。足をぶらつかせて遊んでいると、今までしーんとしていた教室から、「あの、皇先生。」とはっきりとした声が聞こえた。こいつも皇っていうのか。父子ではないな。兄弟か。んで、今の先生に声をかけた勇気ある生徒はっと…ワオ、これまたイケメンっていうかちょーぜつかわいいやん。そこらの女よりよっぽど。「早くホームルーム終わらせてください!」おお、声まで高いし綺麗なのな。そして、同意見だ。さっさと解放しろ。と、そこでやっと気づいたように教室を見回し、「あー明日からは普通に授業だ。送れんなよ。っと級長はお前な要。じゃ解散。」とここでやっと首根っこ離されて皇せんせーと向き直る。「俺も帰っていいっすかね。」一応聞いてみる。「ああ。お前は後からきたから知らないだろうが一週間後にはテストだ。あときちんとせーふく着ろよ。帰っていいぞ。」「じゃバイバイ。」と制服ぐらい漢字の発音で言えよと思いながら手を振って教室を出ると「さ・よ・う・な・らだろがぁ!」と怒鳴る声が追いかけてきたが無視。てかそこかよ。そのあと…は特になんもなかった。寮長のお兄さんに鍵をもらって、自室に行き、(ちなみに、一人部屋)飯作って食ってシャワー浴びて寝た。部屋もすごかったぞ。本来は二人部屋だから共有スペースの他にトイレ・バスとキッチン個室が二つ。どこも最高級だった。さて、次の日だ。タイマーなどかけずに、ふかふかのベッドで思う存分睡眠を貪り、10時に起き出した俺はせんせーが言うところのせーふくを着て(シルクだってよ)校舎に向かう。そのまま教室には行かずに、校舎内をぶらぶらと歩く。すると校舎と校舎をつなぐ渡り廊下の横に中庭を見つける。暖かな陽光が差し込み、温められたベンチを見つけて、座り込む。平和だなーと惚けていると、さっきまで熟睡だったのに再び眠気が襲ってきて、自然と瞼が落ちていく。おや…す…み。
最初のコメントを投稿しよう!