24人が本棚に入れています
本棚に追加
「なんじゃ、頭の中が人のメス、女の子のことでいっぱいじゃ。お前は、自然破壊のことをどう思ってる?」
「んー、さくらは難しいこと考えてるんだな。そんなこと考えたって腹が減るだけだぞ。もっと楽しいこと考えようよ」
「楽しいこと? 人間同士の殺戮か? 戦争か?
動物を面白半分に殺すことか? どうせ人間なんてそんなことだろ」
「何かを殺して楽しいわけないじゃん。例えば、さくらが美少女になって、僕の膝の上で寝るとか、あ、逆がいいか」
次の瞬間、さくらを見て驚いた。
「さくら、僕の心が読めるのか? 君の今の姿は僕の理想の美少女だよ」
それから僕は、さくらを溺愛した。いっぱい褒めて、いっぱい可愛がった。時々また難しい話を言うこともあったが、そんなことを忘れるようにいっぱい美味しいものを食べ、いっぱい楽しい話をした。
今思えば、懐かしかった。
最初のコメントを投稿しよう!