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瑞希さんの言葉に、私は、胸が高鳴った。
「えっ……それって……。」
「……あっ……いや……そのプロポーズは、ちゃんと改めてするけど、結婚を前提に考えてる!って意味で……。」
瑞希さんは、恥ずかしそうに言った。
私と瑞希さんは、そう話しながら、店の階段を上がってきた所の通路から、リビングに帰ってきた。
リビングに入った瞬間、何故か、美咲さんが、瑞希さんに抱き着いてきた。
「えっ……ちょっ……何で、まだ、いるんだよ!!」
「……瑞希の事、待ってたのよ!!」
美咲さんは、そう言って、瑞希さんにキスをした。
瑞希さんは、すぐに、美咲さんを突き放した。
「何だよ、いきなり!!
俺とお前は、もう、終わってんだよ!!」
瑞希さんが、そう言うと、美咲さんは、キッと私を睨みつけたかと思うと、私に殴りかかってきた。
「何よ!!
あんたが、急に現れるからいけないのよ!!
瑞希を返して!!」
私の頬に、美咲さんの手が当たる前に、瑞希さんが、美咲さんの手を止めた。
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