13人が本棚に入れています
本棚に追加
その瞬間、瑞希さんが、「うっ……。」と声を漏らしたかと思うと、その場にうずくまった。
「……えっ!?瑞希さん!?」
私は、状況が掴めず、瑞希さんと美咲さんを交互に見た。
そしたら、美咲さんが、折りたたみのナイフを持ってて、瑞希さんの太もも辺りに、血が滲んでいた。
「えっ……!?
美咲さん、あなた、何したの!?」
「えっ……あっ……私は、あの……。」
「うぅ……優奈……大丈夫だ……。」
瑞希さんは、呻き声を出しながら、言ったけど、私は、アタフタしていた。
「あっ……えっと……救急車……。」
私は、慌てながら、119に電話した。
いろいろ聞かれて、戸惑いながらも、何とか、状況と店の名前を言って、店の前に来てもらうように説明した。
そんな状況下で、美咲さんは、自分のした事に、急に、我に帰り、また、泣き崩れた。
最初のコメントを投稿しよう!