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家に帰ると、ジャスミンは丁度風呂から上がったところだった。
「ジャスミーン。」
きいろが少し甘えた声で呼ぶ。
「なーにー。」
負けじと同じ声色でジャスミンが答える。
黒くて長い、洗ったばかりの美しいジャスミンの髪の毛。
「20分後に、好きな飲み物を持って琥珀の部屋に集合。」
「アルコール可?」
「可。」
さっきは自分の部屋に誘ったくせに、結局部屋を開放するのは、私らしい。
私アルコール飲めないんですけど、と思いながら、私は朝に冷蔵庫に入れておいたアイスティーを飲もうと考える。
私は紅茶が好きだ。
急いで入浴の準備を進めながら、私は胸のざわつきが減っていることに気がつく。
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