2、あたしのことどう思ってる?

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まっすぐこちらを見つめながら恥ずかしげもなく言ってのける遼くんに顔が熱くなってしまう。 まつげのびっしり生えた切長の目は、見つめられると破壊力抜群だ。 何年一緒にいたってなれる気がしない。 しかも今日はなんだかいつにも増して真剣な目つきで……   いや、でも、そんな。もう遼くんには騙されないし。 「自分の都合良く使える人間がいないと困るからでしょ」 「うん、まあ、それもあるけど」   ほら。やっぱりそうだ。 この人は、あたしのことなんとも思ってないんだ。 ただ、都合よく使うために――… 「でも、それだけじゃないよ。まゆちゃんのことが好きだから、そばにいたいんだ」   そう言いながら立ち上がると、彼はあたしの方へ近づいてきた。 遼くんの両手が肩に触れたかと思うと、ぐっと押される。 気がついたらソファの上に押し倒されていた。
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