2、あたしのことどう思ってる?

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「ちょ、遼くん!?」   遼くんはあたしのことをじっと見下ろしながら、シャツに手をかけた。 ひとつひとつ丁寧にシャツのボタンが外されていく。 「なにしてんの、ちょっと村崎!止めなさいよ!!」   このままだと脱がされてしまう。 貞操の危機を感じそう叫ぶも村崎の姿が見当たらない。 「村崎ならさっき出てったよ。あいつは使えるやつだから」   …あたしにとっては全然使えないわよ!! 「ひゃっ」   素肌に直接遼くんの手のぬくもりを感じ思わず声が漏れてしまう――と。遼くんが面白そうに目を細めて笑った。 「なにその声、かわいい」   ああもう、ほんとばか!! そんな遼くんにさえときめいてしまう自分が情けない。 「俺、これを確かめたかっただけなんだけど」   そう言って遼くんが指し示したのは、あたしがネックレスチェーンに通して持ち歩いていたあのリングだった。
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