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再会 春夜side
カランカラン
【シュンヤさん、いらっしゃい】
「こんばんは、マスター。いつもの下さい」
【今夜はいらっしゃってますよ?】
「ん?」
マスターは意味ありげに視線を流す。
その先には
ー 冬夜 ー
「いらない…」
【シュンヤさん?無意識ですか?】
「何がです?」
【あなたはこの一ヶ月、彼を探してましたよね?】
「バカな…」
【一ヶ月ぶりの来店です。お仕事忙しかったそうで】
「関係ない」
そう言いつつ、横目でチラ見すると目が合った。
今日はにやけたクソ野郎だな。
彼の挨拶を軽く無視した。
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