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キャラクター設定について
「幻想の錬金術師」を書き始めたのは2020年12月頃だったので、もう少しでまる2年ほどになりますね。
主人公は稲月遥君という19歳の大学生。
「幻想の錬金術師」の前に、同じ世界観の別のお話が存在していて、「幻想の錬金術師」を書き始めた頃は、そのお話より数年前という時間設定でした。
そのお話の中の登場人物として稲月遥君が出てきた頃、幻想の錬金術師を書くことになり、改めてキャラの設定を練りました。
(本当は遥君はわき役だった)
(ここから先は第4章までのネタバレを含みます)
実は、私の(幼稚園児の頃の)狐憑き体験が元ネタで、遥君が幼少の頃に、新宿御苑内ですぐ近くのお稲荷様の子狐と、幻星の昴(その当時は光るドングリ=願想の結実としてました)を取り合った結果、子狐が遥君にとり憑いてしまうんです。
その結果、遥君は高熱を出して寝込みますが、握りしめた願想の結実を絶対に離さなかったため、色々あって神社で体にとり憑いていた子ぎつね(名前は瑞穂)を祓ってもらった時に、あまりに無理やりなお祓い方法だったため、いわゆる神通力的な能力である「詠出」の力と、金色の瞳が遥君の体に残り、瑞穂は視力を失う、という話でした。
(第1章を書き上げた直後のオンライン飲み会の時に、この話を同席していた人にお話したり、別の折にもお話しました)
今は「幻星の昴を拾った結果であの能力を得た」という設定になっていますが、遥君の姓が「稲月」というのも、お稲荷さんから稲の字を頂いて付けた名残りだったりします。
設定変更をした理由は、飲み会に同席していた方がその後に「新しい話を書く」と言った時に「お稲荷様の血を引く人が主人公で~」とお話されていたため、二人してお稲荷さんの話を書いて後々面倒なことになったら嫌だなあと思ったのと、私の世界観を構築するにあたって既存の神様の名前は極力使わないことに切り替えました。
幻星の昴を含む物語の設定は、頭をひねって絞って、寝ないで考えた日もあったので、とても愛着のある設定なので、今は結果オーライです。
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