あれ、目は?

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あれ、目は?

 うぞうとむぞうが騒ぐ中、私はメールで来ていた総合検診の結果を開く。確かに前回の数値よりだいぶ落ち込んでいるようだった。 「あれ、目は?」 「何も指摘されてないね、良かったね」    心配していた目のほうほ、視力こそ落ちているものの特段指摘されていなかった。前回の指摘は本当に「疑い」であり、私は網膜色素変性症ではなかったようだ。とりあえず胸をなでおろす。  健康課のお姉さんは尚も続ける。 「病院で検査してくださいね。内科ではなく婦人科という選択肢も……」    その後追って来た要検査メールには、提出しなければならない書類が添付されていた。  血……貧血か。  わかっていたものの、そんな電話してくるほど数値が悪いのだろうか。この際眼科は一旦保留にして、貧血の方を先にどうにかしなければならない。確かに疲れやすいし、めまいや耳鳴りもしょっちゅうだ。    前回は内科で「食事療法で経過観察ですね。鉄剤出します? どちらでも結構ですよ」と言われていた。  私はあまり投薬を好まなかったので、鉄剤は処方しない方向にした。それが良くなかったのかもしれない。近々また病院へ行く予定だ。  今回免れた網膜色素変性症。  一応今後の為にもいろいろ情報収集はしている。光視症や飛蚊症の自覚症状があり、年々視力が落ちているのは事実なのだ。いつ何時、なんらかの病気に罹患するかはわからない。知っておいて損はない。  総合検診の結果をエッセイ的にまとめてみた。来年の自分へ向けての、覚書にもなるだろうか。  何か追記するようなことがあれば、また。  お読みいただきありがとうございました。
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