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少年期編
晋三は親子2代にわたる政治家の家庭に生まれるが、自身は政治家になるとは思っておらずのんびりとした日々をおくっていた。お盆に母方の祖父に当たる岸信介に会いに行った際、朴槿恵と運命的な出会いを果たす。祖父の岸信介は朴槿恵の心を溶かす晋三に政治家としての資質を見出す。
安倍晋三 言わずと知れた主人公。政界のサラブレットとして生まれる。物事を深く考えないおおらかな性格。とろいし頭もあまりよくないがどこか人を引き付ける魅力がある。父のことをうざったいと思いつつも尊敬している。祖父のことは苦手。政治家には兄がなるものだと考えていた。
朴槿恵 少年期編のヒロイン。偶然岸信介の元を訪れていた晋三と運命的な出会いを果たす。父の野心を感じ取り日本人を見下していたが、晋三との交流を経て考えを改める。いつか日本と韓国が仲良くなれたらいいと言い残して日本を去る。
朴正煕 朴槿恵の父。岸信介の友人。表向きは親日家だが、韓国を日本を超える国にしたいという野心を持つ。のちに韓国で軍事クーデターを起こし大統領となる。
文鮮明 統一教会教祖。岸家とのパイプ作り、日本進出の後ろ盾をを得るために朴正煕の紹介で岸家を訪れる。
岸信介 晋三の母方の祖父。昭和の妖怪と呼ばれた政治家。晋太郎に対しては政治家としての器を疑っている節がある。朴槿恵の心を溶かし交流する晋三に人を引き付ける資質を見抜き政治家としての才能を感じ取る。晋太郎とは3男を岸家の養子にという話をしていたが、晋三を養子にできないかと考える。
安倍晋太郎 晋三の父。政界のプリンスと呼ばれた政治家。お人よしすぎて岸信介には器ではないと評される。政治信条としては穏健派の父の影響が大きい。岸に晋三を養子にもらえないかと頼まれるが、すでに物心がついており可哀そうだという理由で断る。
安倍寛 晋太郎の父。晋三の祖父。既に故人。穏やかな性格であったらしい。
安倍寛信 晋三の兄。父の跡を継いで政治家になると目されていた。
麻生太郎 晋三の親戚。偶然岸家を訪れていた。晋三のことを弟のように可愛がっている。
青年期編
大学卒業後、神戸製鋼所に入社する晋三。誤ったサイズのパイプを大量に発注したり、森永のご令嬢秋絵に一目惚れしたり、あの朴槿恵と急な縁談話が持ち上がったり、平穏だが(?)充実した日々をおくっていた。だがそんな平穏な日々も晋太郎の後継者として白羽の矢が立ったことにより終わりをつげる。
安倍晋三 相変わらず有能とはいいがたいがどこか人を引き付ける魅力を持つ。神戸製鋼所で働いていたが兄がギランバレー症候群を発症して政治家の道を断たれたため政治の世界に身を投じることになる。
安倍寛信 晋太郎の後継者と目されていたが難病を患ったことによりその道を断たれる。
森永昭恵 浮世離れしたお嬢様。男女ともに非常に人気がある。表向きは不思議ちゃんだが、元ヤンキーであったためふとした拍子に本音が出る。
朴槿恵 暗殺により両親を失い一時岸家に匿われる。岸信介にいっそ晋三とくっつけてしまえば日韓友好の懸け橋になるのではないかと持ち掛けられる。べ、別にあんたのことなんか好きじゃないんだからね!日韓友好の為なんだからね!勘違いしないでよね!ツンデレ。
朴正煕 朴槿恵の父。軍事クーデターにより大統領となるが、暗殺により最期を迎える。
岸信介 1979年政界を引退した昭和の妖怪。晋三と朴の婚約を画策するが、晋三が晋太郎の後継者となったこともあり流れる。残念がっているかと思いきや、晋三の才能を誰よりも高く評価していたため喜んでいる。
岸信夫 晋三の実の弟だが岸家の養子に出された。本人はそのことを知らない。
秘書編
晋太郎の秘書として政界のイロハを学ぶ晋三。選挙に落ちてしまった麻生との凸凹コンビで、どこかとぼけた感じは抜けきれないが着実に力をつけていく。麻生の政界復帰、昭恵との結婚、順風満帆な人生を歩んでいたかにみえたが、祖父岸の死から暗雲が漂い始める。リクルート事件で父晋太郎の立場が危うくなり、その汚名を返上できぬままこの世を去ってしまう。
安部晋三 父晋太郎を師と仰ぎ、尊敬していたがその晋太郎はリクルート事件に巻き込まれる。優しさ人柄を評価されていた晋太郎は他の政治家たちのようにうまく立ち回ることもできず志半ばで非業の死をむかえる。晋三は政治家には優しさだけではだめなのだと学ぶ。そして父の叶えられなかった総理大臣を目指すことを決意するのだった。
安倍昭恵 晴れて晋三と結婚。麻生が政界復帰後は晋三を支える。
麻生太郎 政界の先輩だが第37回衆議院議員総選挙(1982年)落選してしまい、たびたび晋三の秘書としての仕事を手伝う羽目になる。晋三が一人前になるのを見届けると第38回衆議院議員総選挙(1986年)で一足早く政界に復帰する。晋三の兄貴分的存在。晋三は政治家になるのは向いていないと思いつつ何かと気にかける。
安倍晋太郎 リーダシップに優れる政治家だが、お人好しな性格で政界の狸たちに後れを取る。時期総理と目されつつもその人柄から総理の座をつかむことができず、さらにはリクルート事件に巻き込まれ1991年非業の死を遂げる。それは優しさだけでは総理になれないと安部の胸に深く刻まれることになる。
中曽根康弘 第71代内閣総理大臣。晋太郎を外務大臣に任命し時期後継者と目をかけるが、同時に自信が権力の座から降りることを良しとしない老獪な人物。結局は竹下を後継者へと指名する。
竹下登 晋太郎の盟友であり、穏やかで気配りのできる人物。かつて学生結婚した妻を激しく叱咤したことで自殺させてしまったことがトラウマとなっており、怒りをあらわにすることはない。総理は晋太郎に譲る気であったが同派閥の小沢の暗躍もあり結果的に自身が総理になることになる。リクルート事件により辞意を表明する。
小沢一郎 初の比例代表制が導入された第13回参議院選挙(1983年)でデータを駆使して辣腕をふるう。その後の補欠選挙で谷垣を当選させる。自身は表に立たず暗躍する。自らがトップにおいた竹下すらすらも切り捨てて次々と時の総理を操っていく。
谷垣禎一 1983年の補欠選挙で初当選。常識的な人物。
宮澤喜一 晋太郎、竹下に次ぐ3人目の総理候補。ニューリーダーの一角。3人の中では1番総理になる可能性が低いのを自覚しており、主要ポストに食い込めるように立ち回る。宮沢もまたリクルート事件に巻き込まれるが、うまく立ち回り1991年第78代総理大臣に就任する。
加藤六月 安部派閥の幹部の一人。安部派四天王の一人。その中でも晋太郎からの信頼は最もあつく晋三も信頼していた。晋太郎が亡くなった後、安部派の跡目争いで敗北、そこから転落していき自民党を追われることになる。
三塚博 安部派四天王の一人。疑惑のデパートと評された政治家。晋太郎亡き後安部派を引き継ぐが実質的には森と小泉により実効支配されていた。
森喜朗 安部派四天王の一人。ただのラグビー大好きおじさん。だが、彼が善かれと思って紹介した人物により晋太郎はリクルート事件に巻き込まれてしまう。俺知ーらないっと。調子がいい性格で小泉に上手く扱われる。
塩川正十郎 安部派四天王の一人。愛称は塩爺。晋太郎の総理就任が悲願であった。盟友である小泉の不思議ちゃんぷりに手を焼いている。
小泉純一郎 晋太郎派閥の中堅議員。夢想家で非現実的なことばかり言う。何を考えているのかわからない変人だが、晋太郎が総理を竹下に譲る判断をした際には激しく叱咤した。森をうまく使うことによって三塚派(旧安部派)を実効支配する。
自民党下野編
晋三が晴れて政治家になって喜んだのもつかの間、政界はいまだにリクルート事件の余波に揺れていた。それは政界の派閥争いへにと発展、自民党は初の下野を味わうことになる。それぞれがそれぞれの考えで政界を掌握しようと模索する中、晋三はまずは三塚派(旧安部派)の掌握に乗り出すのだった。
晋三 かつてない混乱する自民党にあって、持ち前のどこかほおっておけない人柄で人心を掌握していく。しかしそんな晋三の魅力に気づいた小泉にからめとられ心酔していくことになる。
小泉純一郎 表向きは不思議ちゃんと見せかけて実際は野心家。旧安部派を実効支配している。晋三の人を引き付ける魅力に気づき最初は危険視したがすぐに考えを改める。自分の手元に置いておくべく画策する。
麻生太郎 晋三とは政治家になる前から仲が良い。派閥が違うためなかなか腹を割って話す機会はないが、晋三が小泉に心酔しつつあることに危機感を覚える。深入りしない方がいいと忠告する。
宮澤喜一 小沢の支持もあり総理になるが、政局をまとめきることができず小沢に見切られる。不信任決議をつきつけられ宮沢内閣は解散。自民党の下野へとつながっていく。
小沢一郎 宮沢を総理に導くが国民の理解を得られないと判断すると見限って新党を立ち上げ、自民党を下野に追いやっていく。晋三のことは父晋太郎と同じく組し易い相手としか評価していない。
二階俊博 小沢の腹心。ただし小沢とは違い晋三になにか人知れぬものを感じ一目置く。
細川護熙 第79代内閣総理大臣。小沢や鳩山由紀夫らと組み連立政権を組むことで自民党を下野させる。ジャーナリスト出身であり正義感に燃えていたが、政界の闇に翻弄され連立政権を維持できずに心が折られてしまう。
鳩山由紀夫 第38回衆議院議員総選挙で初当選する。学者肌の聡明な人物だが、人が良すぎるため騙されやすい。小沢に心酔していくことになる。
鳩山邦夫 由紀夫の弟ながら先に政治家となっている。自身の勧めにより由紀夫も最初は自民党へ。だが小沢に心酔していく兄とすれ違いが生じていく。そんな時出会った晋三にかつての兄と同じ純粋さを感じ惹かれ始める。
石破茂 第38回衆議院議員総選挙で初当選する。膨大な知識を持ち、頭が良い反面人付き合いには難がある。晋三のことは不勉強であると侮っているが、同時に自分にはない人たらしの魅力があることをうらやましくも感じている。
小池百合子 第16回参議院議員通常選挙(1992年)で日本新党設立。元ジャーナリストであり細川の盟友。
野田佳彦 第16回参議院議員通常選挙(1992年)で日本新党設立。
自民党与党復帰編
野党連立政権はさしたる成果を得られぬまま民意を失い自民党は復権する。橋本政権小渕政権と着実に力をつけてきた晋三は森政権で内閣官房副長官(政務担当)を務め小泉政権下ではついに後継者にと指名されるまでになる。
安部晋三 政界で着実に力をつけている、といえば聞こえがいいがその人柄だけで割となんとかなっている感がある。あの晋太郎さんのご子息というだけでみんな一目置いてくれる。しかしそれを逆手に取られて小泉に利用されている節がある。
三塚 博 安部派を乗っ取り自らの派閥とした。晋三には含むところがあり嫌がらせをするがことごとく失敗に終わる。最後は勝手に勘違いして晋三に心酔しこれからは晋三を支えていくことを誓うが山一證券・北海道拓殖銀行の経営破綻等で手腕を発揮できなかったことなどから求心力を失ってしまう。
小泉純一郎 何を考えているかわからない変わり者として知られていたが、政治的な腐敗は旧体質然とした国家のシステムにあるという信条がある。その壁を壊すべく劇場型の国会運営をまい進する。壊した後のことは適切な人材が新しい仕組みを作ればいいと考えており次々に新しい人材、小泉チルドレンを抜擢していく。しかしやがて自身の限界を感じ取り、自身の作ったシステムの先にある破滅を悟り総理から退く。
竹中平蔵 小泉の虎の威を借る狐に過ぎない小泉チルドレンにおいて異才を放つ鬼才。その頭脳は小泉すらも驚愕させる。郵政民営化そして非正規労働者により旧体質然とした体質を破壊していく、しかしそれは旧体質の汚職を自分の元に引き寄せる我田引水にすぎなかった。小泉に対して唯一優位に立てる人物だが、感覚でものを考える晋三に対しては少し苦手だと感じている。
第一次安倍内閣編
小泉の後を引き継ぎ総理に就任した晋三だったが、小泉へのマスコミの不満はピークに達しており、その矛先は晋三へとむけられる。今までに味わったことのないバッシングの嵐に晋三の心も、そして体も悲鳴を上げ、それはついに限界を迎える。
安部晋三 小泉の後継者として総理となるが、小泉の破壊したものは大きくその後始末に追われる形で支持を得られることはできなかった。潰瘍性大腸炎を患い総理を辞任することになる。ストレスのはけ口をインターネットで憂さ晴らしするうちにインターネットに特殊な支持勢力を生み出すことになる。
福田康夫 晋三とポスト小泉を争った政治家。晋三の後を引き継ぎ総理となるが連立相手の公明党の支持を得られず総理を退く。
麻生太郎 派閥は違ってしまったが個人的には晋三と仲が良い。小泉に心酔していく晋三を心配していた。案の定小泉の尻ぬぐいをさせられてしまった晋三を心配する。福田が退いた後総理に就任する。
ネトウヨ ネット右翼の略。人物ではないけど一応。小泉政権による派遣の本格導入などにより自民党は国民の支持を失い劣勢に立たされてしまう。そんな中、ネット上で不思議と晋三たちを指示してくれる謎の集団として台頭する。
山上徹也 母親が統一教会に洗脳され破産した。家族を養うため自衛隊に入隊する。保険金のために自殺も考えるが断念、疲弊した先にインターネットに心の平穏を得る。そこでネトウヨの考えに同調できる点を見出す。
民主政権編
自民党に対する不信は限界まで高まり、麻生もその流れを止めることはできなかった。そしてついに鳩山内閣が誕生する。圧倒的な民主党支持に晋三達は苦戦を強いられるがそんな中でも晋三達を支持するネトウヨたちの存在にわずかな可能性を見るのだった。
晋三 ペンタサ薬によって潰瘍性大腸炎は無事完治した。完全に国民の支持から見放されてしまったが、インターネットに自分達を支持する存在があることを知り奮起する。
麻生太郎 総理を引き継ぐが力及ばず自民党を下野させてしまう。晋三にネトウヨの存在を教えられ呆れつつも勇気づけられる。
石破茂 下野して存在感を失う自民党にあって論客として獅子奮迅の働きを見せる。晋三との蜜月期。
鳩山邦夫 晋三麻生石破と並びネトウヨが支持するビッグ4の一人。兄由紀夫と袂をわかつ。
谷垣禎一 下野した自民の総裁という貧乏くじを引かされる。びっくりするほどまともな常識人だがいまいち影が薄い。
鳩山由紀夫 自民党のしがらみにとらわれないクリーンな人物として圧倒的支持をうけて総理となるが、政治的なしがらみは国内だけのものではなく、外国とのしがらみに上手く対処できずに次第に支持を失っていく。また民主党に政権を任せてもらえたら実行するという国民との約束もほとんどが果たせなかった。
小沢一郎 今回も由紀夫や菅を裏で操る。自民を2度も下野させたが自分が総理になろうとはしない。前回の失敗を対アメリカに変わる後ろ盾の弱さだと考え中国に近づくが逆に足元を見られ苦境に立たされてしまう。
菅直人 民意を失った由紀夫の跡を継ぎ総理となるが、もともと国民からは頼りないとの評価をうけており思うように支持は得られなかった。そんな中東北大震災がおこり駄目を押される。
野田佳彦 政策の能力に乏しい民主党にあって切り札として総理となるが、政策は全て自民よりであるため自民党のスパイであると揶揄された。晋三の挑発に乗り衆院解散。
オバマ 鳩山政権下のアメリカ大統領。黒人では初となる。医療保険制度改革に取り組み、積極的に移民を受け入れた。イスラムとの和解、核なき世界への呼びかけなど、理想を掲げて積極的に国際協調を進めた。
習近平 中国国家主席。脱アメリカを狙う小沢が関係を強化しようとしたが、その弱みに付け込む。尖閣諸島中国漁船衝突事件によりその目論見は失敗する。
第二次安倍内閣編
外交問題に課題を残す民主党は民意を失う。テレビなどのメディア媒体ではしぶしぶ、インターネットでは圧倒的支持をえて自民党は返り咲く。そしていよいよ歴代最長となる第二次安倍内閣の幕が上がるのだった。
安部晋三 一度失敗しているため就任当初は軽く見られていたが、ネトウヨ支持を背景に既存メディアの偏向報道に目をつけ支持を盤石にしていく。朴槿恵と再会と決別を経て、祖父岸の悲願であった憲法改正に尽力する。しかし森友学園問題で赤木を自殺させてしまったことにより歯車が狂い始める。その後始末に各派閥に借りを作ったことにより身動きが取れなくなり、さらに北方領土問題を解決も満足な結果が得られず逆にネトウヨからの支持も失い始める。焦った晋三はネトウヨを政府指導で先導していき、そのために統一教会との関係も強化していく。
朴槿恵 韓国大統領として晋三と再開する。その時にはすっかり日本を恨むように洗脳されていたが、晋三との再会でかつての自分を取り戻し日韓友好に尽力することを誓う。しかし慰安婦問題で民意を得られず蠟燭デモで失脚し処刑される。そのことが晋三の心をさらに追い詰めることになる。
安部昭恵 晋三を支えるべくいろんな団体とつながりを持つが、その際森友学園にも関与したことで晋三の立場を追い詰め、さらには赤木の死を招くこととなる。
赤木俊夫 財務官僚。森友学園問題で公文書改ざんに関与し、その罪をかぶせられて自殺させられる。
麻生太郎 赤木の口を封じたことで晋三がこちら側に来てしまったことを悲しみつつも全力で庇う。
二階俊博 小沢の失脚により冷遇されていたが晋三により再び抜擢される。次第に影響力を増し晋三ですら制御の難しい存在となり、逆に晋三を傀儡にと画策する。
菅義偉 第一次安倍政権から晋三を支える。令和でありますおじさん。
竹中平蔵 小泉内閣を支えたブレイン。全ての正社員を非正規社員としてその上前を撥ねようと考えるが、晋三は逆に正社員を増やす政策をとる。
石破茂 晋三の変化に気づかず晋三に総理を目指すとライバル宣言する。しかし晋三は同じネトウヨに指示される存在として石破を危険視、派閥の中で孤立させられてしまう。
鳩山邦夫 病に体を無縛られつつも、変わっていく晋三にかつての兄を重ねて諫めるが聞き入れられず失意の中で絶命する。
岸田文雄 晋三の後継者の第一候補として上がるが決断力に乏しい。
高市早苗 晋三の同期。
トランプ 問題児のアメリカの大統領。世界各国が距離を置く中、晋三は積極的に交流していく。同じ古き良き日本、そしてアメリカを取り戻したいと思うもの通し友情が芽生えていく。
プーチン ロシアの大統領。世界から恐れられる彼もまたかつての古き良きロシアを取り戻したいと思っていることで共鳴し、晋三と友好を深める。しかしプーチンの方が一枚上手で北方領土の交渉で主導権を握られてしまう。
習近平 アメリカに代わり世界の覇権を狙う中国国家元首。それを阻止しようと諸外国と包囲網を引く晋三のことを苦々しく思っている。
統一教会 岸の時代から続く晋三の支持団体の一つ。ネトウヨを乗っ取り、トランプとのパイプ役を務めるなど成果を上げていく。次第に晋三とのつながりが強くなっていく。
山上徹也 統一教会に恨みを持つ青年。兄の死に絶望し統一協会総裁鶴子の暗殺を考え始める。保守としての晋三がかつての彼と乖離していくことを疑問に思いつつも支持する。しかしネトウヨの主張が段々元のそれと乖離していくことに違和感を感じていく。
最終章
新型コロナ下の東京五輪は国民の支持を得られないと悟った晋三は一度総理を退く決心をする。傀儡として菅義偉をおくも国民の理解を得られず失脚。次に傀儡として高市を画策するが失敗、岸田が総理となる。巻き返しのために非合法な組織とのつながりを強化するが、その際統一協会に送ったビデオレターがその運命を決定付ける。
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