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彼の
コツッと音がして
僕は
そちらを向いた
そこには
男の子が立っていた
白いシャツを素肌に羽織
程よくついた筋肉を
見せつけながら
僕をみて
不敵に笑った
みーくん
低音のハスキーな声
見た目の
甘さと違い
妖しく響く声で
僕の名を呼ぶ
僕は
魔法にかかったように
その場から動けず
男の子が
1歩1歩近付いてくるのを
ただながめているだけ
少し距離をあけ
彼はその場に立ち止まった
そして
妖しく響く声で
僕の名を呼び
彼のシロクッテウツクシイ
ユビガ
僕の唇に
そっと
触れたんだ
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