『ある姉妹についてのはなし』

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 フランボワーズ・カウベルは現役中に合計で196球のデッドボールを受け続けたが、必ずグランドに帰ってきた。致命的な場所にデットボールを受けた時でも必ずグラウンドに戻ってきた。しかし彼はある日、自宅のクローゼットの中で首を吊って死んだ。彼はプロ野球選手としては屈強として名が通っていたが、作家としては貧弱者と一部からささやかれていた。
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