聖なる器と呼ばれる理由

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腹も順調に大きくなってきて、俺はお腹を撫でて幸せに浸る。子守唄を歌っていれば扉が開き王様が入ってきて、俺の腹を見て眉間に皺を寄せた。 「誰の子だ?ノアは儂の子だけを孕んでおれば良い!」 「ノアノアって、俺は名前が…ある…」 自分の名前が思い出せない。どんな名前だったのか思い出そうとするが、呼ばれる時のことを思い出すとそこだけが聞こえない… お腹を護るようにしていれば王様を守っていた騎士達が俺の服を脱がせにかかる。抵抗したが鍛えている騎士に勝てる訳もなく俺は裸にされて押さえつけられ、王様に股を開く形にされる。 「その腹の子に儂の子種をかけてやろう」 「やだっ!やめっ!!ガレウスの子を汚さないで!!」 「むっ?ガレウス?聖なる器を盗んだ大罪人として首をはねて広場に晒してあるぞ」 「…っ!!?」 想像してしまい吐き気がした。殺すだけに飽き足らずその死後も晒し者にするなんて…酷い… 「あんな者の子を孕んだ愚かな聖なる器ノアよ。そのもの達の子も孕んでやるといい」 「なっ!」 そう言われた騎士達は雄肉を取り出し一人は口に無理矢理入れてきて、もう一人は中へとねじ込んでくる。 苦しくて吐きそうになりながら喉奥を突かれながら激しく揺さぶられ、シーツを握りながら押し出すように力むがそれも気持ちいいようで更に腰を打ち付けられる。
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