最終話

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涼と舞の二人は互いに27歳。二人は20歳の時、結婚した。幼稚園児と言う、幼き頃の約束を果たしたのだ。 そして今、5歳になる娘がいる。 舞は寝室にあるドレッサーの前にいた。その時、娘が入って来て舞に言った。 「ママ!髪結んで」 「いいよ!じゃあ今日はどんな風にしようか?」 「えっとねぇ!二つに結んで!」 「うん!分かった!じゃあゴムはどれにしようかな」 すると娘は言った。 「お気に入りのキティちゃん!」 「よし!じゃあキティちゃんで結ぼう!」 舞は娘の髪を結び始めた。 「はい!出来たよ!」 「可愛くなった?」 「うん!凄く可愛いよ!」 「本当?」 「本当だよ!ほら、鏡で見てごらん」 娘は鏡を見て納得の様子。そして娘は、 「ママ、ありがとう!パパに見せてくる」 そう言って、リビングで朝食を食べてる涼の所へ行った。 涼と舞を結んでくれた、キティちゃんのヘアゴム。 今では娘のお気に入りになっている。
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