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「周期表って訳か。ここでは水素と酸素を電気分解したあと点火して、水滴を作る方法してるからね。H2Oは水素と酸素が化合したものだから。H2Oを電気分解した場合、酸素が出来上がるってことね」
宇宙船の中では尿を濾過した蒸留水を作成したりする、水の再利用を行っているがタバサは誰のオシッコかわからない水はあまり飲む気はしないようだ。
「補給船がドッキングするまで時間はかかるから、僕たちだけで飲み水を確保出来る方法を知っておかないとね」
「それにしても、宇宙人っているのかな、ハインラインの本だと火星人は地球人に友好的とある。もう一つの「月は無慈悲な夜の女王」だと月が独立して地球に反旗翻す設定だけど」
ホンノが疑問を口にした。
「いるとしたら、日本語、英語、中国語、フランス語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語や更にはラテン語やヘブライ語なども通用しない可能性が高いね。読み書きもするなら漢字のような表意文字や、アルファベッドのような表音文字に象形文字を理解してくれるかもどうか謎だ」
宇宙人がいると肯定した場合を想定し、ウタウは考察する。
「フラ(手話)やパントマイムで意思の伝達って出来ないかな?」
「地球人とは生活動作そのものが違うし、正確に伝わる可能性は低いな。例外をいえば大航海時代のアメリカ大陸のようなことが起きてれば、ある程度のコミュニケーションは可能だね」
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