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1.桐始結花 (きりはじめてはなをむすぶ)
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なぎさ:暑さはこれからって感じもするけど、だんだん日が短くなってきたね。
わたし:夏至と比べて日の出、日の入りはまだ10分ほどしか変わらないけど、合わせて20分短くなったとも言えるかな。国立天文台の暦Wikiでわかる。
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/CBDCCEF12FCCC0BCA306C7AFCEF1.html
なぎさ:桐の花って知ってる?
わたし:すみません。家紋だとメジャーだけど、実際の花は知らないんだ。……恒例の大暑を各句に据えて、詠んでみるってことで。
大暑には来て欲しくない人もあり
なぎさ:物騒な句だね。
草いきれ大暑に雲の聳えけり
わたし:写真のとおりだな。どこ?
なぎさ:中川べりの西水元水辺の公園だよ。なぜここに行ったかはまもなく、ね。
わたし:あはは、無言の圧力かな。……じゃあ、下の句ね。
少年の太陽も見ぬ大暑かな
なぎさ:おんなじようなもんやないか! 場所も一緒だし。
わたし:さて、彩湖ってとこをマップで見つけて行ってみようと思いました。荒川の土手に取り付いてしばらくは雨が降ってたんですが、この水門に着いた頃は止んでいました。
なぎさ:「ムスカ発見!」とかわけわかんないこと言ってたけど、色も形もユニークなのは認めるよ。あんたに毒されたかな。
わたし:川口市出身の小沢さとる先生へのオマージュだったらうれしいな。
雲の峰友の笑顔の残りけり
なぎさ:川口駅前の吉野家で麦とろ御前を食べました。
牛皿が脇役になるくらい麦とろがおいしかった。
麦とろにまぶしき緑寄り添いぬ
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