77 江戸時代の町人の元服

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77 江戸時代の町人の元服

(by Google Search Labs | AI )  江戸時代の町人における元服は、公家や武家のように冠や烏帽子をかぶるものではなく、前髪をおろして月代を剃るという簡略化されたものでした。  15歳から17歳までに行うことが多く、一人前の男として重要な責任と義務を負い、社会の仲間入りを果たす年令を意味します。  また、元服の前に結婚している場合もあり、結婚した女性が眉を剃り、お歯黒をして髪型を丸髷(まるまげ)に変えることも元服と言いました。  お歯黒のみすることを「半元服」(はんげんぷく)と呼び、眉まで剃るのを「本元服」(ほんげんぷく)と区別していました。  本元服は、懐妊や分娩後に行なうのが一般的でした。
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