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「大丈夫だよ、お姉ちゃん一緒に捜すから」
ラミはみつからなかったら、かわりに買ってきてあげてもいいかなと頭の隅に置きながら、広場の真ん中に寄りそって置かれたビニール袋を中心に、ぐるぐるに捜しはじめた。
ラミは、少女が手に袋以外何も持っていなくて、袋の中には買い物の品物以外何も入っていなかったことに気付いた。
――花束をつくってると思ったのに。
彼女の瞳の中にあった海はなんだったんだろう、さっきは見えたのに、何度かガラスの瞳を覗いてみても、それはみえなかった。
――彼女の瞳には海の満ち引きがあるのだろうか?
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