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広場の寄せ合わされたビニール袋の所に戻った。
ラミは後から子供が開けやすいような結び方で袋の口を閉じた。
「お姉ちゃんありがとう」
「いいよいいよ、ぜんぜん、これで一件落着だね」
「えっ、けんちゃんがおうちゃく?」
「あ、そだね、難しい言葉だったね、なんでもないよ」
少し落ち着いたのでラミは、気になっていることを訊いてみた。
「この広場に何があるの、あちこち走ってたよね?花、捜してたんじゃないの?」
―えっ、海。
少女の瞳に海が一気に満ちてきた。
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