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――彼女の手を握った時から、私は彼女を自分の一部のように受け入れているのだろうか?
「お姉ちゃんも見つけてよ。でも、とっちゃだめだよ」
「お姉ちゃんさ、中学生ん時に友達五人で、お姉ちゃんだけ一本見つけたんだよ」
「へえー、そうなんだ」
「・・・それは、お姉ちゃんはまだ少し持ってるからだよ、ファンタジー」
わざと小声で言ったその少女の大人びた表情の言葉は、ラミに届かなかった。
何をやってるのかと集まってきた数人の子供と、10分ほど捜したが、誰も見つけることは出来なかった。
少女はその間もあちこちで四つ葉のクローバーを見つけていた。
集まっていた子供のうち一人が、みんなにすごいすごいと言われている彼女が気に入らなかったのか
「なんか、この子きもち悪い」
もう一人がつられて言った
「へん、こいつ」
その言葉で子供たちはみないなくなった。
子供のことなので我慢して黙って見ていたラミは彼女にやわらかく言った。
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