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スマホに着信が入っていた。 「ごめん、駅前にいて、違う用事もう一個あって、ごめん先帰って。キャベツはラミんとこに持ってといて、後で取りにいくね。ごめんなんしょ」 「準備okだよろん。だいぶ前に急いで帰って来て、途中で対でせっかくもらったルビーの指輪無くしちゃったってしょげてた」 「遅刻組到着。もういいよ、楽しみ。うきうきでんがな」 メールを見て今日のみんなと考えた計画を思い出した。 ラミは公園で起こったことを整頓できるまで誰にも言わずに胸にしまっておこうと思った。 澄んだ空を流れる雲には夕のうす茜がさしはじめていた。 帰途を急いだ。  
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