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「・・・えっ、私・・・、私なの?」 みんなは一斉にコクリとうなずいた。 彼女はケーキを落としそうになって、隣にケーキを支えてもらって、息をふうの形にしたくちびるを、自分のためのローソクに捧げた。 「私の誕生日のサプライズだったの、ラミじゃないの?」 「そっだよ。いくらなんでも、みんな予定忙しくて日程合わないからって、私はまだ早いっしょ」 ラミはさっぱり言った。 「私も、そう思うにはおもったんだけど・・・」 「だから、勘が鋭いから、私のサプライズするからってことにしたんよ」 「さあすぐ泣くぞ、そんでもってローソクの煙が目に染みただけって言うぞ」 足の指を気にしながら高い声でからかった。 「ラミを遠くまで連れまわして時間稼いだのは、あれは私のサプライズ準備の為?」 「そっだよ」 ラミはへへっとやった。 みんなは一斉に大きくうなずく。
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