3人が本棚に入れています
本棚に追加
「・・・えっ、私・・・、私なの?」
みんなは一斉にコクリとうなずいた。
彼女はケーキを落としそうになって、隣にケーキを支えてもらって、息をふうの形にしたくちびるを、自分のためのローソクに捧げた。
「私の誕生日のサプライズだったの、ラミじゃないの?」
「そっだよ。いくらなんでも、みんな予定忙しくて日程合わないからって、私はまだ早いっしょ」
ラミはさっぱり言った。
「私も、そう思うにはおもったんだけど・・・」
「だから、勘が鋭いから、私のサプライズするからってことにしたんよ」
「さあすぐ泣くぞ、そんでもってローソクの煙が目に染みただけって言うぞ」
足の指を気にしながら高い声でからかった。
「ラミを遠くまで連れまわして時間稼いだのは、あれは私のサプライズ準備の為?」
「そっだよ」
ラミはへへっとやった。
みんなは一斉に大きくうなずく。
最初のコメントを投稿しよう!