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「それより、そんなに重いんなら、公園で休ませてあげるからね。その間私は仕方ないから、クリーニング取りに行って時間つぶすね。今回だけ大目にみたげるから」 「はい、どうももうしわけありません。やっぱ、こうなったか、いっつも、こうなる」 「イルカって、キャベツたべたっけ?」 二人ともスマホで検索していた。 会話の上着を脱いだ二人は真面目だった。 えへっ、という顔でルビーのリングの女性は駅前へ駆けて行った。 じゃあね、危ないからゆっくりでいいよと見送ったラミが、公園のベンチに向かおうとしたとき、少し草の生えた道に、西日に光った四角いものが落ちているのに気付いた。 近づくと、キャンディ缶だった。
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