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俺とは全然違う黒髪に触れ、頭を撫でる。
「会いたかったよ」
相沢くんが何か言おうとするのを感じたが、話を変える。
「じゃあ、紬も寝ちゃったし俺は帰ろうかな」
「いいんですか、まだまだ時間ありますけど」
「うん、紬の寝顔も見れたし満足。じゃあ相沢くん紬をよろしくね」
ソファに掛けてあった見覚えのある膝掛けを紬にかける。大きな体には、その膝掛けは小さかった。
会わないうちに大きくなっちゃって。
「おやすみ、紬」
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