風紀の副委員長

めちゃくちゃ嫌だけど仕方ないから引き受けることにすると
「じゃあ、決まりだな」という委員長の一声で転校生がどんなやつか見に行くというのが俺の仕事になった。憂鬱だ。

不貞腐れてると
「じゃあ楓、転校生に会ったら感想教えてね」と呑気に羽柴先輩が言ってくる。
これだから無責任な人は、と思いつつも「はーい」と返事をした。

委員会自体はお開きになったが、いつ会いに行けばいいんだろう、と考えていると委員長が
「昼に会いに行け」と言ってきた。なんでだろうと思いつつも「分かりました」と返事をして教室を出た。

これから授業受けようかな、次の授業なんだっけと思いつつ教室に向かった。