風紀の副委員長

これから授業って時にスマホがなる。
うわー、嫌な予感。
横を見ると緑も顔をしかめてスマホを見ていた。多分、転校生の事で生徒会の招集かな。俺も風紀の招集がかかったし行かなきゃ。

「じゃあ、昼にまた会おうな」と千秋に断りを入れて緑と教室を離れる。

これから授業なのに教室を離れて良いのか疑問に思うだろ。俺も思う。
生徒会とか風紀とか学校で重要な役職についている奴らは職権濫用で授業に出なくても良いらしい。まあ、ちゃんと結果は求められるけどね。

「面倒なことにならないといいな」とお互いを励まし合いながら緑と歩いていると風紀委員の教室にたどり着いた。
「頑張れよ、書記さん」と緑を励まして教室に入った。

「遅いぞ」と声がするので前を見ると我らが風紀委員長がいた。