アイスは夏の夜のほうがおいしいんだってさ

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 四角く隔離されたこの空間には扉が二つ付いていて、自由に出入りすることはできない。機械の音だけが規則的に鳴り響き、それを扱う人間は同じ服を着て、同じ帽子をかぶり、人と違う動作をすることは許されない。清涼で心地よい空調と、休憩所に設置されている自販機は、水、お茶、コーヒー、ジュースとすべてが網羅され、設備管理を徹底しているところはどこか憎たらしい。今日も硬くて黒くて小さな丸い部品をレーンに流し込み、隣のレーンに移ってまた流しこみ、合計4レーン流しこむ。そしてその部品はやがて一つの商品の根底に生まれ変わる。このあいだやっていることは、そこそこなスピードで手を動かすことと、少し足を動かすだけ。やりがいなんてものは(はな)からない。    僕が派遣社員としてこの工場に配属されて1年がたった。27年間を実家で過ごし、この工場の寮で1年間。年齢を計算するのは簡単だ。母親が小脳の病気にかかり、介護が必要になった。しだいに歩くことが困難になっていく母を見るのは心苦しかった。そんな母を懸命に介護していた父は定年後の年金では苦しく、当時ネットカフェのアルバイトをしていた僕に、稼ぐか家を出て行くかのどちらかの選択を迫った。僕は迷うことなく出て行くことにした。そろそろこんな時が来ると予感していた。それだけのことだった。実家から車で1時間という近い距離だが、僕はこの1年間一度も実家に帰ったことはない。帰ったところで親と特別仲がよかったわけでもないし、金を要求されるかもしれない。いずれにせよあの家にいて僕の存在意義は薄かった。  月曜日というものは毎週訪れる。朝の7時には家を出て、8時にはラジオ体操が始まる。車で通勤している時間考えることは、30分後には機械に囲まれたあそこにいて、移動して朝礼をして、肩幅以上に足を開く定年間近の班長の話を聞いている。そんなことくらいだ。朝礼が終わると各自配置につき、ラインの一番先頭の僕が部品を流す準備をする。僕が何もしなければ、誰も何もできないということになる。それはそれで嫌だった。  僕のいるラインは男3人女3人で構成され、僕以外の男2人は仲が良く、休憩時間に一緒に食堂にいることを見かけたことがある。女は外国人女性2人と、気の弱い太った女1人だ。記憶にある限り、僕はその誰とも仕事以外の話をしたことはない。年齢さえも知らない。知っているのは彼らの職業だけ。僕の苗字である山本(やまもと)は、さんづけで呼ばれることはあるが、下の名前の泰二(たいじ)なんて親以外に言われたのを思い出すことはできなかった。  僕は部品の軽い点検を終えてそれを流し始める。周りがいつもよりそわそわしていた。僕のラインの男2人も、それ以外のラインの男も。役職がついているような大人は普段と変わらなかった。まあそれも納得ではあった。今日の朝礼で明日から新人の女性が僕のラインに入るとのことだった。どうやら気の弱い太った女が今週いっぱいで辞めるらしい。僕は部品を流し、課された業務を淡々とこなした。誰がどこに配属されようが、僕には関係のない話だ。  翌日の朝、その女の姿が朝礼にあった。髪はショートカット、帽子をかぶっていてよくわからないが、前髪は目の上で綺麗に切りそろえられ、身長は多分140センチ代でかなり小柄。  「櫻 詩織子(さくら しおりこ)って言います。22歳です。よろしくお願いします」彼女はそう言ってぺこりと頭を下げた。周りの男たちは声に出せない喜びを噛み締めていたが、僕は名前が綺麗すぎて可哀想、と思っていた。朝礼が終わって定位置につくと、僕の斜め前にいる男2人がさっそく彼女に話しかけていた。彼女は自然な笑顔で受け答えをしていて、どうやら明るい性格みたいだ。僕はそれに構わず部品をレーンに流し、次の外国人女性がその部品を手で掴む。それを見届けるまでが僕の役目であり、それ以降の工程は何をやっているのか実際のところあまり把握していなかった。  僕は午前の仕事を終えて食堂に向かった。いつものように1人で座り、黙々と食事を進め、食べ終わったあとは駐車場に停めてある自分の車に乗って後部座席に寝転び、窓ガラスに足の裏をぴったりとくっつけることが小さな生きがいだった。午後からの仕事はいつも時間ギリギリにつくようにしている。その数分意味のない時間を過ごすことになるし、掃除をやらされるかもしれないからだ。僕は自分の持ち場につき、作業開始直前にトレイに入っている部品に傷がついていないか確認する。すぐ真横には櫻という女が僕の手元を覗きこんでいる。もちろん僕が休憩から戻ってきた時には彼女がここにいることは気づいていた。しかしそれはどういうきっかけかわからないわけで、こちらから喋りかける理由にはならなかった。僕は部品の確認を終え、それを手に持って流すレーンの先を見ていた。  「すみませーん」横にいる彼女はそう言って僕の顔の前で手を振った。僕は少し驚きながら我にかえり、とっさに彼女の方向を見た。彼女はうっすらと白い歯を見せ、目を細めて微笑んでいる。「午後からここで作業することになったので山本さんに教えてもらってって班長が」  「午前中はあっちにいたよね?」僕は聞いた。  「なんかあっちの部品は指に入りきらなくて」そう言った彼女の手はたしかに小さかった。僕の半分くらいしかないかもしれない。じきに班長がやってきて、今と同じ説明をされた。僕は大事な部分だけ教えてそれ以外は何も言わなかった。特に難しいこともないのだ。案の定彼女は1時間もしないうちに慣れてしまい、僕が2レーン、彼女が2レーンと、作業を分担した。しばらく作業をしていると急にラインが止まった。どうやら機械が一時的に不具合を起こしたみたいで、班長が修復にあたっている。こういうことはよく起こるのだが、そのあいだは各々自由に過ごし、真面目な人は掃除をするし、暇を持て余すのが嫌な人は誰かに喋りかけにいったりする。  「山本さんっていつもそんなクールなんですか?」横にいる彼女は僕に聞いた。  「これってクールなのかな」僕は言った。  「そう思います。あっでも違いますよ。それを悪いだなんて言ってないですから」  「それはいいよ。ところでさ、君はなんでこんな工場に入ったの?」僕は何気なく聞いた。  「私はアイスが好きなんです」彼女はそう言って目をくしゃりとさせて微笑んでいる。  「そうなのか。けどこの工場は一部アイスクリーム工場の部品作ってるだけで直接アイスと関わってないよ」  「はい。わかってます」  「だったらアイスの食品工場とかさ」僕は首をかたむけて言った。  「私がアイスの食品工場で働くことはおこがましいんです」彼女は言った。  「おこがましいの?」  「はい。おこがましいです」  「どういうこと?」僕は彼女の様子を伺いながら言った。  「私はアイスに触れられない、これくらい遠くの距離でいいんです。これ以上踏み込むなんて、おこがましい」彼女は淡々と言った。  「ふーん。なんかよくわかんねえな」僕はそう言って復旧したラインに部品を流した。    「私はこの工場の中で山本さんが一番好きです」櫻にそう言われたのは昼休憩中の僕の車の中だった。僕は後部座席で寝ていて、櫻は助手席で笑っている。ただ櫻のその言葉は適当になんとなく言った口ぶりだった。  「ほんとかよそれ。だいたい僕のどこがいいんだ?」僕は肩をすくめて聞いた。  「ギラギラしてないところ」櫻はまた適当に言った。  櫻がこの工場にきてから2週間ほどがたった。敷地内で会えばそれなりに喋り、休憩時間ではたまに目が合う。仲良くはなったが、ただそれだけの話であって僕の仕事にはなんら変化はない。僕は今日たまたま食堂ではなく、工場内のコンビニに行くと、櫻がいて車の中で一緒に昼食を食べることになった。櫻は車の免許を持っておらず、毎日バスの送迎で仕事に来ていた。  「やっぱり一人の方が落ちつく」僕は言った。  「最終的に車に来てもいいって言ったのは山本さんですからね。邪魔しないのでそこに寝ててください」  「はいはい。わかったよ」僕はぶっきらぼうに返事をしたが、櫻は反応しないまま、前を向いてアルミホイルに包まれているおにぎりを食べ始めた。櫻は食べ終わっても僕と会話する気はなさそうで、彼女の携帯をタップする音だけが車内に響いている。  「お前、昼飯それだけか?」僕は聞いた。  「はい。そうですよ」櫻は携帯を見ながら言った。  「じゃあなんでコンビニにいたんだよ」  「あー。何か買うつもりだったんですけどやめちゃいました」  「毎日そのにぎり飯か?」  「そうですよ」櫻は当たり前のように言った。  「そうですよって、給料日まだだから金ないのか?それか親に弁当作ってもらうとかさ」僕は少し体を起こして言った。  「お金は生活できるくらいはありますよ。それと私は1人暮らししてます」  「ならもっと食べねえと体どうにかなっちまうぞ」  「それもおこがましいんです」彼女は笑いながら言った。  「変な奴」僕は投げるように言葉を放ってそっぽを向いた。    それからまた数日ときがたち、今日は40℃にせまる猛暑日だった。空間は歪み、人はいつもよりだらだらと疲弊している。工場内に入ってしまえば誰かが機械を動かす。天変地異でも起こらない限りこれは変わらない。僕の持ち場はいつしか櫻がやるようになり、僕は櫻が初日に出来なかったところに入っている。作業をこなしていると、機械が止まった。また不具合のようだ。僕は止まっているあいだ完成しかけている部品がきちんとはまっているか確認する。  「山本さんちょっといーすか」同じラインの男2人が薄く笑いながら話しかけてくる。  「詩織子と付き合ってるんすか?」男の1人が聞いた。  「付き合ってないよ」僕は言った。  「山本さんと詩織子が2人でいるとこ見てる人けっこう多くて話題になってるっすよ。あと詩織子を狙ってる人も多いみたいなんで頑張ってください」男たちは笑いながらそう言って持ち場へと戻っていった。  時刻は夕方になる頃、機械の不具合のせいで今日は2時間残業になるという。残ったのは僕と櫻と外国人女性1人だった。残業だからといって作業内容は変わらず、淡々と目の前の部品たちを睨んだ。仕事が終わり、僕と櫻は一緒に駐車場まで歩くことになった。作業場の扉を開けると一直線に道が続く。普段から残業の少ない工場だけあって周りの人はまばらで機械の音も少ない。僕たちの足音が大きく不規則に鳴り響く。  「ねえ」櫻が急にため口で言った。  「どうした?」僕は悠長に歩きながら返事をした。  「今日の夜、三神(みかみ)くんからご飯の誘いもらってるの」  「三神って、同じラインの男か」  「うん」  「いいじゃないか。行ってきたら」僕は櫻を見ながら言った。  「私、行ってもいいかなって思ってる」櫻はそう言って目線を下に落として自分の靴もとを見ている。  「だから行けばいいじゃないか」僕はそう言って頭の後ろに腕を組んだ。櫻はそのまま返事をすることなく直線を歩き続け、駐車場が見えてくる。すると、左手の方向にビニール袋を持っているお偉いさんらしき男の人がこちらを見ながら立っていることに気づいた。僕たちがそこを通過しようとすると、お偉いさんはビニール袋から小さな袋を2つ取り出した。  「暑い中お疲れ様。これ、相手企業様からアイスの差し入れ。一応ドライアイス入ってるけど、すぐ食べちゃってね」お偉いさんはそう言ってにっこりと笑った。袋の中身を確認すると、なん口かで食べきれるくらいの小さなバニラ味のカップアイスと、プラスチックのスプーンが入っている。僕はそのビニール袋をぶらぶらと提げながら、すっかり暗くなった駐車場へとたどり着いた。名前のわからない虫の鳴き声がどこまでも響いている。  「じゃあな、櫻」僕は櫻に手を振った。  「私、決めた」櫻は顔を俯かせて立っている。  「何を?」と僕は聞いた。  「今からこのアイス、山本くんと食べる。三神くんとご飯には行かない」櫻は力強く言って、勝手に僕の車の前まで歩いた。  「ちょっっ、まあいいけどさ」僕は慌てて車のキーのボタンを押し、櫻は助手席に乗り込んだ。2人隣同士で車に乗るのは初めてだった。僕は櫻の顔を横目で見た。  「ほら、アイス食べようぜ」僕は言った。  「ここでは食べない」櫻は否定するように言った。  「じゃあどこで食べるんだ?」  「ここではないどこか」  「アイス一緒に食べるんじゃないの?」僕はよくわからないまま聞いた。  「食べるよ。けど私、生まれてから22年間、アイス食べたことないんだ」櫻は淡々と言った。  「まじ?嘘だろ?」  「嘘じゃないよ」  「嘘じゃないよって、、」  「そんなに変かな?22年間食べたことないって」櫻はそう言って手に持っているアイスをまじまじと見つめた。  「いや、変ではないんだけど、初めて会ったからさ、そういう人と」僕は乾いた唇を舐めて言った。  「連れていってほしいところがあるんだけどさ。いい?」櫻は僕に恐縮するように言った。  「いいよ。どこ?」  「夜景が見えるとこがいいな」  「夜景か、、わかった」僕はそう言って車を走らせた。数分走った先にそこそこ夜景が綺麗で有名な山があり、僕はそこに向かった。舗装された細い山道を登り、小さな駐車場に車を停車させる。仕事着を着てこんなところに来るのも少し恥ずかしかった。そんなこともお構いなしに櫻は車から降りて夜景が見えるところまで小走りした。  「わあー綺麗」櫻は手を目一杯上に上げて言った。住宅、スーパーなど、ひとつひとつの灯りが温かくエネルギーを発し、山の上までそのほとぼりが届くようだった。さっきまで僕らがいた工場の辺りも照っている。  「綺麗だな。夜景も初めてなのか?」僕は櫻の横に座って聞いた。  「うん。けどテレビで見たことはある」  「そうか。じゃあ今度こそアイス食べようぜ」僕は水滴がたくさんついたアイスのカップを指で持ち、そっと蓋を外した。  「おい、だいぶ溶けてるぞ。早く食おうぜ」僕はそう言っていつのまにか座っていた櫻を見ると、櫻は自分の腕にうずくまっていた。上半身をひくひくとさせ、時折聞こえる鼻水の音がどこか気恥ずかしい。  「櫻、大丈夫か?」  「うん。ごめんね」そう言った櫻の声は少し震えていた。  「アイス食べるの、ちょっと怖くて」  「怖い?楽しみじゃないのか?」僕は聞いた。  山を吹き抜ける生ぬるい風が前髪を揺らし、かすかに鳥肌が立った。  櫻も顔にぺたりと張り付いた横髪を手で押さえて体育座りした。  「私が小学生の頃、両親いなくなったんだよね」櫻は悲しそうな声で言った。僕は黙って夜景を見ていた。  「お母さんが小脳の病気で歩けなくなって、介護してたお父さんがタクシーで病院に連れて行くところで事故に巻き込まれちゃったらしくて」櫻のその言葉を聞いたとたん、僕は背筋に寒気が走り、アイスを一度袋の上に置いた。  「そっから櫻はどうしたんだ?」  「私はおばあちゃんに引き取られて、周りの人たちの協力で生きてこられたの。けどね、昔からお金ない家系だったから、裕福なんてしたことないんだ」櫻はそう言って袋からアイスを取り出して手のひらに置いた。  「じゃあ櫻がアイス食べたことないってのは、貧乏だったからってことか?」  「ううん。ちょっと違う。食べようと思えば食べれたと思う。けど、お母さんに申し訳なくって。アイス食べなくても生活できたし。それとね、お母さんが亡くなる数日前に言ってくれたの」櫻はそう言って一度指で目を押さえ、話を続けた。  「その日家のテレビがついててね、都会で新しいアイス屋の特集みたいなのやってたんだけど、それを見たお母さんが、『美味しそうだね、詩織子。お父さんに言ってアイス買ってもらおうか?』て言ってくれたの。もちろん私はすぐに断ったんだけど、そのあとお母さんが『アイスは夏の夜に食べると美味しいんだよ。夏の昼でも、冬でもだめ。詩織子もいずれ食べたら分かる』て言った言葉、ずっと忘れられないの」櫻はそう言っているあいだずっとアイスを見続けていた。そっとアイスを赤子に見たてているような、穏やかで広々とした空間がこの場に波及していくような、そんな感覚になった。櫻はアイスのカップを外し、震える手で持つスプーンを半分溶けているアイスの中に入れる。  「待って。そのアイスでいいの?新しいアイスなら僕がたくさん買ってあげるぞ」僕はそう言って櫻の腕を掴んだ。  「ううん。そんなのおこがましい。私にはこれがお似合い」櫻はそう言ってアイスをゆっくりとすくいあげて、口に運んだ。  「んっっ、おいしい」櫻は飛び跳ねるようにこちらを向き、輝かしい目で僕を見た。一つもつっかかりのない純粋無垢な顔だった。  「そっか。よかったな、櫻」  「これがアイスの味なんだね。ほら、山本くんも食べなよ。アイスは夏の夜のほうがおいしいんだって」  「ああ、わかったよ」僕はそう言ってアイスを一口食べた。キンとした冷たさはないけれど、口に甘さが広がり、さらっとした味わいだった。そして何より、夏の蒸し暑さと、夜風と、喉を通る冷たさすべてが混ぜ合わさり、僕の心を鷲掴みにした。頬が緩み、夢中になって食べ進めている櫻はきっと、それ以上の想いを感じているのだろうと思った。  翌日、工場に櫻の姿はなかった。僕は仕事中も、食堂でも、車の中でも、ふいに櫻を探した。連絡先は知らない。風邪でも引いたのだろうか。次の日も、さらに次の日もいなかった。いつしか櫻を埋める枠は別のラインから来た女で定着していた。ある日、昼休憩が始まると同時に班長が僕の目の前を通った。  「あ、あの」僕は驚いたように首をかたむける班長に勇気を出して言った。  「ちょっと前から来てない櫻さんって、辞めたんですか?」  「あー、櫻さんはやりたいことが見つかったとかなんとか言ってたかな。まああの子は派遣社員だったし、仕事を辞める判断はそっちに任せちゃってるから」班長はそう言って足早に去っていった。僕はゆっくりと駐車場へと続く一本道を歩いた。櫻のやりたいこととは、またアイス関係の仕事なのか、それともまったく別のことなのか、わからなかった。僕は夢を見ていたことにした。なにもなかった僕の日常に、希望の綱を垂らしてくれていた、そして僕はそれを掴んで離した。そう思うことにした。少し胸のあたりが苦しくなって手で押さえると、ポケットになにか入っていた。そこにはプラスチックのスプーンが、かすかに白い濁りを残して沈黙していた。
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