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三つ星
サァて、お腹も空いたし、どっか出かけようかねぇ?!!
なんか、変なテンションで、勝手に興奮している私の父が、家族が自然な中、不自然なほどの声色でそう言っている。私は完全に、静観し切っていて、こう言う家庭で生まれ育ったモノの宿命(自分で言ってて吹いてる笑)なのか、半ば諦めている。
そうやって、父が時折、気分が高揚している我が家では、今日もねチッこい、油ギトギトの顔でテカッタオヤジの顔が見苦しくも、私を呆れ返らせている。
オイ!!すず!オマエ、なんかテンションひっキィぞ!!!
なんなの?コレ?ドラゴンボール?
呆れ返り、私は未だにそう言う系を好き好んでいる私の父に、半ば折れかけていた。
サァて?いっぐぞーーー!!!
何処へ?こんな夜更けに?
家族達はもう、完全にこの一人の男に振り回されている。
なんなんだ、コレ.
本当にいい加減にしてほしい。
オヤジは、オヤジらしく家で、熱燗でも呑んでシッポりしてろよw
私は、これから課題をしようとしていた矢先だった。明日も学校があるのに…
彼女はそう言って、口にはするものの、誰も私の話を聞くモノが一人もいないのは分かっており、この家族が随分、外れた人間たちで、満たされてる事を、なんとなく、小さな時分から、勘づいていた。
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