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「――以上をもちまして、新入生代表挨拶とさせていただきます」
舞台上にいる、新入生代表挨拶をしていた、フロガ殿下がお辞儀をすると拍手がおきる。僕もさすが殿下と思いながら人一倍大きな拍手をする。
さぁて、入学式当日になりました。これから大事な入学式イベントがあります。それは何かというと、フロガとヒロインちゃんの出会いのイベントだ!!!
今の所ヒロインちゃんらしき人はまだ見ていない。新入生の中にいるはずなのだが…。確か殿下と同じクラスだったはず…?僕の従者が1年前にここに入学をしているのでそいつにも探しておけって伝えてはいるが…、まぁ何せこの学園人数多いからなぁ。入学時は1学年500人以上いるとか居ないとか…。卒業するまでの5年の内に、入学者の半分以上はいなくなると噂があるらしい。3つ上の兄様は事実だと仰っていたが…。他の国からも入学する人もいると聞く、流石は、王都一の魔法学校て所だ。
入学式が終わって、移動が始まって教室に戻る時に、フロガとヒロインちゃんのファーストコントタクトがあると言うのに!無事に出会いを果たしてもらわないと困る!そして俺はフロガ×ヒロインちゃんのカプを密かに応援し見守るのだ。自分の破滅を回避して!
ヒロインちゃんとフロガとの出会い方は、背低めのヒロインちゃんが人の波に溢れて1番後ろに歩いてたフロガのところまで流されてきてよろけてぶつかったはず。
[ あっ……]
[ 大丈夫か…?]こんな小柄で…人波に流されてきたのか…。
ここでギュッと抱きしめる(イイゾもっとやれ)
[あっ、すみません……ありがとうございます ]
フロガの顔を見上げるヒロインちゃんそして、この人は新入生代表挨拶してた人だ…!トュンク……!!!
みたいな感じだったはず?うろ覚えすぎて僕の妄想が入ってるかも。こんなにヒロインチョロくなかったはず?あれれどうだったかな。
群衆に紛れて、1番後ろを俺はとる!そしてフロガ×ヒロインちゃんのカプを生で見るんだっ!
…。
と思ったのに、何故か階段の影に隠れていたのに、殿下に見つかり一緒に群衆の1番後ろを歩く羽目に。
そして今
「わっ」
トスン……。
「ぶ、ぶつかってしまってすいません…」
ヒロインちゃんに上目遣いされて抱きつかれてるのは僕なんですけど~????
何故!?
正直言って流石ヒロインめちゃくちゃ可愛い!!!最高の受けちゃんだッ!
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