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1.おじの大好物
これは私が4歳の頃に本当にあった話だ。私は全く覚えていないが、今思うと不思議な出来事だったと母と兄は語るーー。
当時、私のおじ、いわゆる母の兄が病気で入院していた。その時から私の身に起きた不思議な変化。
母が私に「何を食べたい?」と聞くと毎回必ず、「マグロの握り」と答えていた。
当時、おじは病気で食事ができなかった。おじの大好物がそのマグロの握りだった。
おじが亡くなる2ヶ月間くらい、おじの見舞いに行くたびにマグロの握りを私は食べていた。
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