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宇宙人 ―エイリアン―
私は、池上 舞。 若いながら、警視庁刑事部捜査二課の新米刑事だ。
上司からの重圧に耐え、たった今 警視庁をあとにしたところ。 そんな帰り道、私はオカルトホラーな生物を見てしまった。
それは、全身が黄色く、後頭部からはアンコウのように触角が生え、大きな耳が特徴的だった。
体にはベルトを巻いていて、おかしな歩き方で警視庁の中へと入っていった。
「キャア!」
思わず声に出してしまい、SF好きの私は、宇宙人のスパイかと考え、家路を急いだ。
恐怖に襲われながら、その日は眠れぬ夜を過ごした。
――翌日、警視庁に出勤すると、警視庁のマスコットキャラクター、ピーポくんの人形が大きく飾られていた。
それはそれは、昨日の出来事を思い出させるようで、私はどこか恥ずかしく思った――。
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