0人が本棚に入れています
本棚に追加
グレー
イエスタディ
そうしてさ?考えてばかりいる僕は決まって退屈になる。
考えているのは、人間をどうしたら、殺害できるか?なんて物騒な事ばかりなんだ。
全て、チャラにできたら、どんなにいいか、知らない。
僕には、周りの目が気にならないんだ。
全てのどうでもいい人達。
愛してない。
ただの、儀礼でしかない挨拶。
お疲れ様
そして、家路に帰り、日々のニュースを見て、いかに自分が困難な状況下で働いているか、身をもって知るんだ。そう言う苦しみを強いられている。
アドバイスも助言もない。
希望も叶わない。
ただ、同じ人間と一緒にいるのが嫌なだけってだけでさ?
会社のお偉いさんは福祉に長けていた。グレーな中立、まぁまぁとなだめすかし、僕におさえてくださいと、どうでもいいやつを庇うどうでもいいやつだ。
俺の言っている事を理解するのを殊更拒む。
勘弁してください?は?ばっかじゃねぇか?
福祉のそのお偉いさんの目は、俺よりも俺が苦しんでいる奴の肩を持っていたようだ。
クソが、歯痒い苛立ちに俺はそばにあった、一斗缶を蹴り上げた。
彼がビクッとした。
ニヤリと笑い、俺はこの男の自我を粉々にしたかった。
俺の願いは、この男の人格の崩壊。
標的をコイツに絞った。壊したい。コワシタイ。
粉々に粉砕したい。
最初のコメントを投稿しよう!