グレー

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グレー

イエスタディ そうしてさ?考えてばかりいる僕は決まって退屈になる。 考えているのは、人間をどうしたら、殺害できるか?なんて物騒な事ばかりなんだ。 全て、チャラにできたら、どんなにいいか、知らない。 僕には、周りの目が気にならないんだ。 全てのどうでもいい人達。 愛してない。 ただの、儀礼でしかない挨拶。 お疲れ様 そして、家路に帰り、日々のニュースを見て、いかに自分が困難な状況下で働いているか、身をもって知るんだ。そう言う苦しみを強いられている。 アドバイスも助言もない。 希望も叶わない。 ただ、同じ人間と一緒にいるのが嫌なだけってだけでさ? 会社のお偉いさんは福祉に長けていた。グレーな中立、まぁまぁとなだめすかし、僕におさえてくださいと、どうでもいいやつを庇うどうでもいいやつだ。 俺の言っている事を理解するのを殊更拒む。 勘弁してください?は?ばっかじゃねぇか? 福祉のそのお偉いさんの目は、俺よりも俺が苦しんでいる奴の肩を持っていたようだ。 クソが、歯痒い苛立ちに俺はそばにあった、一斗缶を蹴り上げた。 彼がビクッとした。 ニヤリと笑い、俺はこの男の自我を粉々にしたかった。 俺の願いは、この男の人格の崩壊。 標的をコイツに絞った。壊したい。コワシタイ。 粉々に粉砕したい。
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