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魔術とジョブシステムについて
「魔術」とは、「魔力(魔素とも呼ばれる)」を用い、人の想像できる範囲で超常現象を発動させる術式の事だ。
基本的にはイメージ、つまりは想像してから発動に及ぶものだが、瞬時にイメージを引き出す「詠唱」、具体的な魔術体系が不明確な時に用いられる「魔法陣」による発動も可能。
イメージから発動するというのは「具現化」という言葉に近いものであろう。ただし、そのイメージの規模が大きければ大きいほど消費する魔力の量も多くなる。「流星魔法」などは、普通の魔術師では扱えないほどの魔力消費を要する。
イメージが具体的になればなるほど魔術の精度、及び威力は向上する。
一般的な魔術には「属性」と呼ばれるものが付与されていることも判明しており、ヒトの魂(スピリット)の成分を一部抽出し、どの属性の魔術が適しているかを見極め、そしてそれを元にどのような役割で戦えばよいのかを導き出すシステムが「ジョブシステム」だ。
「役割」「役職」「ジョブ」と言ってもただの俗称であり、一般的に最も多く知れ渡っているのが「魔術師(ウィザード)」だが、作ろうと思えばいくらでも造語は可能である。
「属性」は、その魔術が自然界に対してどのような効果をもたらすのかを簡単にまとめたものだ。例えば炎魔術なんかは、その名の通り火に由来する事象を扱う魔術だったりする。
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