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あれから1ヶ月が経った
相変わらず嵐と薫は転校生と一緒にいて
親衛隊は転校生に制裁をしてて
それで風紀が大変らしい
どんまいだな
あー腹減った
今日は気分転換で食堂でも行くか
おーみんな食堂に入ってってる
その波に乗って俺も入るか
別に俺は変装してイケメンっていう訳じゃないから耳栓なんてしなくていい
適当に空いてる席に座ってタッチパネルでビーフシチューを頼んで学生証で支払う
キャアアア
黄色い歓声が食堂に響いた
なにかと思って見て見たら転校生と薫と嵐が入ってきた
転校生には罵倒の声がする
転校生達がどんどん進んでいき俺の横を通った
けど綺麗にスルーだった
一応4年の仲だったんだけどな
とか思ってると転校生らしき奴が1回通った道を戻って俺に話しかけてきた
「なぁ!お前名前なんて言うんだ?!」
「あー…綾瀬龍雅」
「龍雅って言うんだな!俺は理次日陽っていうんだ!日陽って呼んでくれよろしく!」
「あーうん」
「なんで龍雅メガネかけてるんだ?!」
は?何言ってんのこいつ普通に考えたら視力が悪いからつけてるって分かるだろ
別に俺は視力悪くないけど
転校生はそう言って俺のメガネを外した
「っ?!紫色の目綺麗めっちゃいけめ」
「おい黙れ」
日陽はいらないことを言いそうになったから口を片手で塞いでメガネを奪い取った
自分の容姿がバレたくないから俺は日陽の耳元で
「他の奴には言うなよ」
そう忠告して日陽はめちゃめちゃ頷いていつの間にか俺の事を睨んでる嵐と薫のところに戻って行った
えっなんかめっちゃ嵐笑顔じゃん
あんな優しい顔で笑った顔見るの初めてだな
恋してるってことなのか
薫も俺の事睨んでたってことは日陽のことが好きなのか
恋敵いるってめんどそ
まぁ別にどうでもいいんだけど
適当なことを考えてるとスマホからメッセージの着信音が聞こえて見てみると海外に行ってる友達からきてた
(りゅーちゃん元気にしてる?俺は元気だよ!
3日後に帰国するから空港に来て欲しいな…
久しぶりに会える事楽しみにしてる!
お土産とかあるからね!)
その友達は幼稚園から中一まで一緒だったけど途中で海外留学した友達だ
3日後は日曜日で外出届け今から出しても遅くはないからだすかぁ
おっちょうどビーフシチューが来た
この食堂のシェフは腕のいい人が揃ってて
めっちゃ飯が上手い
あっという間に完食した
もうここにいる用はないから食堂から出ることにした
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
???視点
薄暗い部屋で椅子に座り2人の子供が写ってる写真を愛おしく懐かしいような目で見つめた
「りゅーちゃん俺ねりゅーちゃんに会うさのずっと楽しみにしてたんだよね
またやっと一緒に入れるって思うと心がはち切れそうなくらい嬉しい気持ちが溢れるんだ…
りゅーちゃんもそうだといいな」
???視点終了
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