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龍雅視点
あー、
突然きすされて勢いで図書館でたけどどうしよ
近くにあった時計を見たらチャイムが鳴るまで後6分
少し廊下を歩いてたら第1音楽室と書かれてる板が見えたから何となく入る
音楽室にグランドピアノが2つ繋がってるように置いてあって壁にはベートベンやモーツァルトの絵画とかがある
ピアノが置いてある近くの壁にはドアがあって第2音楽室という名の楽器が入ってる所がある
俺は一応楽器が弾ける
親がやっておいて損は無いからやってみたら?そう言われたから6歳から4年か5年くらいやっていたけど他の事があるからやめた
何回かコンクールで優勝してるくらいの実力ではある
俺は何となくヴァイオリンが弾きたくなって第2音楽室に繋がってる扉を開けた
第2音楽室に入ってヴァイオリンを探した
見る限りトランペットやファゴット木琴やハープが保管されてあって他にも色々な楽器があった
ここの楽器は傷つけなければ使用が出来る
俺はヴァイオリンを見つけて置いてある所から持って2音楽室を出て第1音楽室に戻った
昔1番好きだった曲を弾いた
久しぶりにヴァイオリンに触れて少し気持ちが落ち着いてきた
なんだか小さい時を思い出す
コンクールでこの曲を何回か演奏して最初は緊張してたけどだんだん緊張が解れて演奏をすることができて演奏し終わった後拍手の音でホールが包まれてたな
懐かしみながら弾いていると2人分のドタバタとしてる足音が聞こえる
どんどん近ずいてきて第1音楽室の扉の前で止まった
そして微かに声が聞こえてる
「ねぇねぇこんな時間にほんとに誰か使ってるの〜?」
「ほんとだよ!だって僕たまたま人がいるの見えたもん!」
扉の前に二人いて話してる
「そーなんだぁ、入る?」
「うん入ろ入ろ!」
えっまってやばい誰か入ってくる変装してない俺を見られるのは嫌だから隠れよう
俺はすぐにヴァイオリンを持って第2音楽室に入った
ちょっど第2音楽室に入ってドアを閉めた時に時相手は入ってきた
俺は物陰に顔を隠すように縮こまった体操座りの体制で隠れた
また微かに会話が聞こえる
「あれ〜?誰もいないよ」
「えー居たもん!もしかしたら第2音楽室かも!」
「そーなのかな?」
「多分そうだよ!第2音楽室にいこー!」
は?待ってやばいばれる
ガチャ
ドアが開いて2人分の影が見えた
どんどん俺の近くまで来る
「居ないよ〜」
「うーんいなかったかぁ」
俺は2人の会話を聞いて安堵した緊張してた気持ちが緩まって思わず「良かった…」と小さい声で呟いてしまった
「えっ今声聞こえなかった?」
「僕も思った!」
今度こそやばいマジでバレる
「うーんどこだろうね」
「ねー」
「探しても居ないからもう諦める?」
「そーしようかなもうお昼ご飯の時間になるし」
良かった…もう帰ってくれる
2人分の足音が第2音楽室のドアの方に向かって行く
…あれ?急に足音が止まった
まだドアがしまった音がしていない
嫌な予感がするなんなら前に人の気配がする気がする
「ねーねーこれって人間だよね?」
「そうだと思うー」
どっちかに頭をつんつんされている
バレた終わった
いやでも待てよ?今の俺を見られても誰か分からないだろう
なら別に大丈夫だ
適当になんか言ってここを早く出よう
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