第一章〜失〜

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…おばあちゃんと、お話しよう。 私はいつもどおり、おばあちゃんとお話をしにリビングへ向かった。 「あれ、リビングには居ないのかな?」 キッチンでなにか作ってるかも。 そうおもって、扉を開いた。 そこには―― 「おばあちゃんっ?!」 おばあちゃんが倒れていた。 息は――していない。 脈もない。 私はその場に崩れ落ちる。 …こんなことしてる場合じゃない。 なんとか力を振り絞って立ち上がり、電話機に駆けつける。 「も、もしもしっ」
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