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「イーディス先生・・あの人、魔女の国の人かな?
リード、どう思う?」
あの不思議な声の響きは・・何か呼び寄せるような・・
リードはふと思った。
「うん・・不思議な人だと思う。
怖いくらい、美しいっていのかな・・」
クリスは確認するように言った。
「でもあの人は男だから・・魔女じゃないよね」
「・・・そうだね。魔女とは違う」
そう答えると、リードは部屋のドアを閉めた。
窓を開け放したままにしたらしい。
カーテンが風で揺れている。
窓を閉めようと視線をやると、小高い丘が目に入った。
その先に、暗闇の中で一瞬だが、稲妻が光った。
<不思議な夜だ>
なぜかリードは胸騒ぎと、得体のしれない不安を感じた。
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