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はじめに
事の始まりは、ロンリーという謎の人物からのメッセージでした。
ある夜、仕事が終わってエブリスタをのぞくと、通知のアイコンが赤くなっていました。通知の内容は、フォローしていないユーザーからのメッセージでした。「ロンリー」という名前で、クリームソーダアイスクリームを擬人化したみたいなアイコン。いったい何だろうかとメッセージを読んでみると、「メールの件に関して連絡がほしい」というものでした。どうやらそれはエブリスタ運営からのメッセージでした。
メールなんてまともに見ないので放置してしまったのでしょうが、運営からのメールということで、恐怖を覚えました。その時はKindle出版でエブ作品を使っていたので文句を言われるのではないか、もしくは運営をバカにしたような作品を投稿しまくっていたので利用停止になるのではないか、なんて考えると私の体は震え出しました。
メールを確認すると、一週間前にエブリスタからメールが来てました。その件名には「書籍化について」とありました。
書籍化。
私はそこで初めて理解しました。自分の作品がどうやら書籍化されるということに。
このエッセイでは私が書籍化されるまでの歩みを綴っていきたいと思います。
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