陥没乳首治したいんだけどどうすればいい?

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「真紀ちゃん、ちゃんと歩いて?」 と背中を押す要と 「ん〜…」 と寝ぼけなまこの俺と 「なんだ、まだ眠いのか」 と俺の頭をぐしゃぐしゃ撫でる小夏。 さっき家まで迎えに来られて無理矢理布団剥がされて起こされた。 「…ねみい…」 そう呟くと要が俺を見て笑う。 「可愛い〜」 頬をつつかれて俺は寝ぼけていたのか指が何か美味しそうなパンに見えて口に含んで噛もうとする。 「まきちゃん俺の指は食べ物じゃ無いよ。舌ちっちゃいね」 口の中でパンだと思っていたものが蠢いて俺の舌を掴んできたので、まずい、と俺は指を吐いた。 「たま。俺も」 と言って目を爛々とさせながら指を押し付けてくる小夏。 「んん〜」 俺は眉間に皺を寄せて俺は指をごりっと噛んだ。そうすれば首を横に振って指を引き抜く。 「いってぇ…」 「あー、目ぇ覚めた」 俺は伸びをしてバキバキ鳴る腰をのけ反らせる。 「くっそ…、まずいもん食わせやがって…」 俺がそう言って嫌な感触が残る舌をべーっと出した。 「口に入れたのは真紀ちゃんだよ?」 「そうだぞ!!」 半泣きの小夏と苦笑いする要。 「小夏は自分から舐められに行ったでしょ」 「ぐっ…」 2人が話してるのを聞きながら俺はカーディガンから覗く自分の爪を見てかりかり弄る。 「要ー、なんかご飯ないの」 ぎゅる、と鳴ったお腹を沈める為に要をちょっと詰まる要。 「…ない、よ。いつまでも甘やかしちゃダメだよね…」 ぐっと堪えて1人でこく、こくと頷く。 俺は小夏を見つめたのだが小夏は両手をぷらぷらさせてなんも持ってないと表現する。 「……かなめぇ」 俺は後ろから要に抱きついて上目遣いする。 「真紀お腹へっちゃった…、かなめのご飯食べたい…」 そう言うと要は頬を少し赤くさせて 「わ、わかったよ…、ほんとに真紀ちゃんってば俺がいなきゃダメなんだから…」 ふふ、ふふ、と笑いながら鞄から手作りのサンドウィッチを出す。 「やった、要大好き」 と俺が要の頬にキスすれば、 「ふふ、ふ…、ああああ!またやっちゃった!!」 ニヤけてるかと思えば、要は我に帰って今度は頭を抱えた。 「俺にも一口くれよ」 「は?なんで。お前食って来たんでしょ」 俺は渋い顔をしてふい、とパンを遠ざける。 「いや美味そうだなっ、と」 と言うと俺からパンを取って上に上げる。嫌いになりそうだと思いながら俺は小夏に噛み付く様にぎゃあぎゃあ言った。 「おい!返せよ馬鹿!」 小夏の腕を掴んで、パンを取ろうとジャンプする。 「ふっ、チビ」 と笑われて俺はぎっと小夏を睨んだ。 「っ…“返せ!”」 俺が小夏に命令すると小夏は少しつまって手を下ろした。 「……、たま。トイレ来い。勃った。」 小夏が俺の手を引っ張り駅の公衆トイレに連れてこうとする。 「だから嫌なんだよ…!やめろ馬鹿!」 俺はパンを奪い取って思いっきり手を引き離す。 「じゃあ俺のこのちんこはどーすんだよ」 「知らねえよ、1人でシコっとけ」 「そうだよ小夏。俺の真紀ちゃんのハジメテは俺が貰うんだから」 後ろから俺の肩に顎を乗せて言う要。 「お前がか?たまの専属ママには無理なんじゃねえか?」 2人がニコニコニヤニヤしながらバチバチしているとバスが来て、俺は先に乗って1番奥に座った。こいつらめんどくせえな。てか俺は一生処女だから。初めてもクソもあるかよ馬鹿。
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