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最悪
男はアジトに着いた。お金を調べているとあることに気づく。
「チッ、偽札じゃねぇかよ。GPSもあるし」
すると遠くからサイレンが聞こえる。警察が来たのだ。
──仕方がない。アレを使おう。
男は二階に登り自分より少し小さめのアレを取り出す。
遠くに見える警官に男は声を張り上げる。ここは住宅街ではないので人はいないしもちろん叫んでも誰にも文句は言われない。
「よくもやってくれたな!オメェらは命令を聞けなかった!だからコイツを殺す!」
「やめろ!その女性を離しなさい!」
警官は相手の殺気を見て近づくことができなくなってしまった。距離はおおよそ100m。
「相変わらず警察は間抜けだよな!」
警察は男が笑いながら銃を女性に向けているように見えた。
「狂気に満ちた顔だ……。もう手に負えない」
ベテランの警察が言う。
パン!
周りに銃声が響き渡った。
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