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まさかあの男が撃つなんて思ってもいなかった。
我々で香奈子を使って金を奪おうと考えていたのに。
なぜ本当に撃った。空砲だよな。そうだろう。
あくまで協力者はいらないのか?
自分さえ良ければ良いのか?
俺は走った。アイツを許すことはできない。
アイツは俺と出会った時から俺を騙してきた。
それから仲間に誘ってきた。
どんな誘い方だよ、と思いながら俺はアイツの仲間になった。
金が必要だったんだ。
──香奈子と結婚するために。
スーパーのところではまだ仲良くやれてたのに。
アイツはよく隠し事をしている。
まさか香奈子を殺すところも作戦だったのか?
許さない、許さない。
──アイツを殺してやる。
俺は気づいた時には赤く染まった包丁を手にしていた。
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