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いつも使うことが多い、窓際のベッドはカーテンに囲まれ、利用者がいるらしい。
しぶしぶ空いている手前のベッドに入れば、養護教諭が心配そうな顔をしながら、何も聞かずにそっとカーテンを閉めた。
(瑞樹には会いたくなかった……)
ギターとベースで共に音楽をやってきた一つ年下の幼なじみ。会えば一緒に音楽を楽しんだ過去がついてきてしまうからと、父の死以降、会うことを避けてきた人物に会うとは何ともついてない。
進学した学校すら教えていなかったのに、瑞樹は探し出して同じ学校に来たというのか。
(俺と関わるとろくなことねぇよ……)
毛布を頭までかぶり、ズキズキ痛む胸を押さえて瞳を閉じた。
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