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それから、どこをどう歩いて帰ったかはわからないが気がついたら美咲はアパートで真由香に泣きながら抱きついていた。
「私、聡太を許せない」
「私も。大事な美咲を傷つけた聡太さんを許せないよ」
「真由香、いつもありがとう。私が彼氏に浮気されるたび、いつも真由香がこうやって助けてくれた。ほんと、真由香大好き」
美咲を抱きしめる真由香。
心のなかでつぶやく、
美咲が私より幸せになるのは許せない、
と。
終
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